賃貸物件のオーナーチェンジが昔と比べて増えています。
買われる方はなぜ売りに出したのかを理解されている場合と収益利回りだけで考えている方がおられます。
なぜ売りに出したのかを理解されている方は自分はどうやってそれを運営するかを考えていますが
収益利回りだけで考えている人はその利回りにたどり着く道筋が見えていません。
売りに出されている利回りは理想値ですので砂漠の蜃気楼のようなものです。
そこまで容易にたどり着くと思ったら違っていたということもありえます。
実際はもっと利回りが悪いのが普通です。
あくまで経営ですので不動産業者への他力本願ではなかなか利回りは上がりません。
まず、自ら現地を見て他の物件と比較してみることをお勧めします。
先日、温泉施設のお話をしましたが建てればどんどんお客さんがきて儲かる時代がありましたが現在は商業施設の建設には綿密な市場調査が行われます。
いけるとなればやりますが無理に出店することはありません。
セブンイレブンは土地を除いて店舗をつくるのに5000万円かかるそうですが年間3億円平均売り上げがあるそうです。
10%が利益とすると2年弱で回収できることになりますがどこでも建てるわけではなく審査基準があり、駄目だとなれば容易に撤退します。
専業大家さんはリスクとリターンを認知しているものです。
認識しているということはそうしたことを自分でコントロールできるかどうかも理解しているのです。